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2014年01月14日

なぜ日本生命は保険料の値上げを決めたのか?

by 落合 陽平 1614

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【日本生命、一時払い終身保険料1〜2%上げ 2月から】 

日本生命保険は9日、2月から貯蓄性の高い「一時払い終身保険」の保険料を約1〜2%引き上げると発表した。
長期金利が低下し、国債の運用では十分な利回りを確保するのが難しくなっているためだ。歴史的な低金利は国債での運用が基本の生保業界にとって重荷になっている。このままの水準が続けば、他社も保険料上げで追随する可能性がある。 
(後略) 
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日本国債の歴史的な高騰(金利は低下)が続き、ついに日本生命がギブアップ宣言をしました。

そもそも銀行は預金を、保険会社は保険料を運用して稼ぐ商売です。私たちが預けた預金は銀行にとっては負債、つまり借金となります。預金者が引き出す際には金利を付けて返さなければなりませんので、イメージが付きやすいと思います。

では銀行はどうやって儲けているのでしょうか。 

皆さんは銀行に行って「住宅ローン」を借りたことはありますか?そう、これが彼らの商売です。つまり、銀行はみなさんから預かった預金を「住宅ローン」や「企業への貸付」など、また別の人に貸すことで金利収入を得ているわけです。当たり前ですが、銀行預金金利が住宅ローン金利を上回ることは絶対にありません。

そして、銀行は預金を、保険会社は保険料の一部を「金融商品の運用」で稼ぐこともしています。 そのひとつが「日本国債」というわけですね。 日本国債は安全資産の代表格として国際市場では存在しており、デフレとも相まって日本の国債金利は歴史的にも、世界的にも超低金利状態です。2015年1月13日には、10年国債の利回りが0.255%まで低下し、過去最低を更新しました。 

こういったことから、保険会社が運用益を得ることが難しくなり、今回の保険料値上げにつながったとみられます。 

経済が私たちの生活にも影響していることが分かるニュースですね。今後、他の保険会社も値上げに動くかもしれませんので、検討中の方は注意しておきましょう。

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