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2015年02月09日

お金に保険をかけていますか?

by 薄井 章夫 1391

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今、日本の財政が厳しいことをご存知の方は多いでしょう。

日本の借金の額は、2014年末の段階で1200兆とも、1300兆とも言われています。
日本人が持っている金融資産は1400兆あり、ほぼ同じ位、日本は借金をしています。

 

2009年には政権交代後ギリシャの財政赤字が発覚し財政問題が浮上して、財政破綻するのではと騒がれていたことは覚えている方も多いのではと思います。

「世界の政府総債務残高(GDP)ランキング」を見て頂きたいと思います。
http://ecodb.net/ranking/imf_ggxwdg_ngdp.html


 

日本の借金がいかに多いのか、そして、ギリシャをはるかに超えていることもご理解頂けたのではないでしょうか?

 

では、この借金が多いということはどういう事でしょうか?
一番分かりやすい例は、家計に置き換えて考えてみることです。

財務省のホームページをリンクしますので、参照してみてください。
http://www.mof.go.jp/gallery/201409.htm
簡単に言えば、毎年毎年、収入より支出が多いので、不足分を借金(国債発行)に頼っている状態なわけです。

 

収入と支出のバランスを「プライマリーバランス」と言います。

このバランスが大きく崩れすぎている日本は、借金を繰り返してしまいます。

いま日本には、借金を繰り返さない為にも、プライマリーバランスの均衡が求められています。

この均衡が取れない限り、このままでは財政再建を果たすことができません。

(次回は歴史から学び、財政再建?を果たした国を紹介したいと思います)

 

ところで、この日本の借金は、誰から借りているのでしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが、それは、みなさん・・日本国民だということです。


貸した覚えはありません!! という人も多いでしょう。

 

考えてみましょう。銀行、郵便局にお金預けていませんか?生命保険に入っていませんか?
そして、みなさんが預けた銀行、郵便局、加入した生命保険会社は、そのお金をどうしているのでしょうか?
少しでも運用して利息を稼ぐ為に、国が発行した「国債」を買っているわけです。

 

つまり、貸した覚えがないといっても、間接的にあなたのお金で国債を買っています。

こんなことを、いつまで続けることができるのでしょうか?

冒頭に書いたように、日本の金融資産は1400兆といわれ、既に同じだけの借金をしてしまったという事は、あなたのお金は既に国債となっていますので、あたらに国債を買うお金がすでにありません。

 

そこで、日銀総裁はどうしたのでしょうか。

なんと、日銀が金融機関が持っているいる国債を大量に買ったわけです。

日銀が民間銀行から国債を買う行為を通称「買いオペ」と言って、世の中に通貨が発行されたことを意味します。
この数年、「買いオペ」を続けた結果、日本の「マネタリーベース」(世の中のお金+各銀行が日銀に預けているお金の合計)は増え続けていたところに、さらに、追加の大量国債買いで今の日本は、お金がジャブジャブ状態なわけです。

 

お金の価値も物の価格と同じです。
需要と供給のバランスで決まってきます。

 

お金(円)がジャブジャブですから、円の価値が下がって物の値段が上がります。
そう考えると、このところの、円安もご理解頂けるのではないでしょうか?

 

今、日本は財政再建の政策として、2%インフレ政策を打ち出しています。
物価を上げる政策というよりは、円の価値を下げる政策であると思いますが、たった2%のインフレでも、36年後には物価は今の2倍になる計算です。


金利が同じように2%以上でお金が増えればいいのですが、残念ながら、2%の1/100程の金利0.02%なのでまったくと言っていいほどお金は増えません。

 

あなたは、働いている方が亡くなったり、病気になって出費が増えると困るので保険に入っていませんか?

お金の価値が下がる、インフレになるなどの対策を立てていますか?

考えたことがないことかもしれませんが、いま日本人にとって必要な対策は「お金に保険をかけること」ではないでしょうか?

それが、タイトルにある「あなたはお金に保険をかけていますか?」という事です。

「通貨分散」することで、円が下がった時外貨が上昇します。早めに、「通貨分散」による対策を立てることが必要でしょう。

 

戦後、日本はずっと右肩上がりの経済が続いてきていましたが、バブル崩壊以降デフレ経済となりました。
また、ここに来て新たな局面に入って来ていると思います。

 

今、日本が抱えているリスクを理解することが大切です。

 


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